SOLARIS table
tasca4Dの第1弾プロダクト『SOLARIS armchair』に続いて制作された、同シリーズのサイドテーブル。
SOLARIS armchair同様、まず目を惹くのは50ミリ厚にして無垢の美しさを湛えるアクリル樹脂と、重厚な存在感を放つ木製天板とのコンビネーション。天板は、希少なバーズアイメープルとモッコクの極めて貴重な30ミリ厚の無垢材による組み合わせ。
木材とアクリルの接合部分には、伝統的な組み手技法「蟻組み」を採用。一見、シンプルな印象ながら寸分の狂いはおろか、接ぎの内部さえ見えてしまう前代未聞の異素材構成を、極限の技術で実現した。
そこに薫るのは、デザイナーの安田喬が敬愛する伝説の家具モデラー、宮本茂紀の卓越した手技。
その手で選ばれた木々の生命力と表現性を、2枚のアクリル樹脂で支えつつ、際立たせる試み。
接合部内に反射する光が木材の厚みを消失させ、天板のみが浮遊しているような驚きを誘う。
SOLARIS 至高の素材 × 日本の職人技による、「究極のテーブル」が、ここに。
MATERIAL
重力に浮遊する木々のテーブル
CREATORS
五反田製作所グループ代表取締役
椅子張り職人・モデラー
宮本 茂紀
1937年東京生まれ。静岡県伊東市育ち。
芝家具の流れを汲む椅子張り職人として修業を積む。1966年五反田製作所創立。
ヨーロッパ各所の工房で技術研修を受け、帰国後、国内外トップブランド家具のライセンス生産に研究開発段階から関わる。
日本初のモデラーとして、時代の代表するデザイナー、建築家のアイデアを形にしてきた。
迎賓館や白洲次郎氏の椅子など歴史的価値のある椅子や儀装馬車の修復、制作など、確かな技術がなければできない仕事を多く請け負う。
キョウデザイン事務所代表
デザイナー
安田 喬
1962年東京生まれ。
多摩美術大学卒業。空間デザイン、ディスプレイデザインをはじめ、照明、家具のプロダクトデザインなど多岐に渡ってデザインワ—クを行っている。
「tasca4D」ブランドのクリエイティブディレクターでもある。